当社で実際に働いている大型車の乗務員の声を紹介します。
入社時に、トラック協会の助成制度を活用して「大型自動車免許」を取得されました。
私はスリランカ出身ですが、子供の頃、よくテレビで日本のドラマやアニメを見ていました。
特に「おしん」はスリランカでも大人気で、毎週家族で涙を流しながら見ていた覚えがあります。
テレビで親しんでいた日本に行きたいと思い、東京の日本語学校に入って日本語を勉強しました。
ある程度しゃべれるようになり、他の学校にも通いましたが漢字には苦労しました。ひらがなやカタカナはすぐに覚えられたのですが、漢字はなかなか覚えられませんでした。
そんな時に、少女漫画は漢字にフリガナが振られていることを知り、漫画を読むことで漢字を覚えることができました。
就職する時に、縁があって群馬県の会社に入りました。
食料品の製造会社で、パソコンを使った事務作業をしながら、排水の処理作業も兼務しました。
その後、別の会社で4トン車を使って納品する機会があり、トラックに興味を持ったのが、乗務員になったきっかけです。
転職を考えていた時に、群馬県トラック協会で「運送業界に興味がある人向け」の就職セミナーをしていることを知り受講しました。そこで、みつわ運輸を紹介してもらって入社しました。
大型のウィング車に乗って、関東一円や東海地方に運行しています。
パレットに載った飲料が主な荷物で、フォークリフトで積み降しします。
東海地方からの帰りに、機械部品を積んで東京まで運ぶ運行もあります。こちらも、フォークリフトを使った作業です。
荷物を破損なく無事に届けて、「ありがとう」と言われた時にやりがいを感じます。
大変なのは、運送業は荷物によって積み降しの時間が様々です。特に東海地方に運行する時は、2泊3日の運行になるため、生活時間が不規則になりがちなのが大変です。
外国人の乗務員が珍しいこともあり、良く褒めてもらいます。
「日本語が上手だね」とか「遠いところまでよく来たね」と褒めてもらえると嬉しいです。
ただ、色々な場所で他の運送会社の人とも会いますが、私のような外国人はほとんどいません。
乗務員は、お客様のところに一人で行くため、伝票や構内ルールに書かれた日本語を読めないと仕事ができません。
特に大企業に行く場合、最初に構内ルールのビデオを見て、簡単なテストに答えるところが多く、日本語が読めない外国人では対応できないと感じます。
スマホの翻訳アプリを使えば対応できる部分もありますが、運転中に道路標識を読むのに、アプリを使うわけにもいきません。人手不足なのですから、技術革新に頼るだけでなく、外国人でも働ける環境を整えて欲しいと感じます。
アットホームな会社だと感じます。
あと、福利厚生もしっかりしていてありがたいです。
スーパー銭湯に行くことが多いです。
サウナに入って「ととのう」感覚が気持ち良くて通っています。
始めはサウナが苦手でしたが、水風呂に慣れる事が出来てから、一気にサウナが好きになりました。
うちの所長ともサウナでよく会いますね。
それから、昔からパソコンが好きで、自分でパーツを買って組み立てています。出来上がったパソコンではネットを見たりするだけですが、新しい技術の部品を使ったり、うまく起動しない時に何が原因なのかを調べるのが好きです。
同じ営業所の乗務員さんにパソコン好きな人がいるので、情報交換するのも楽しいです。
事故を起こさず、元気に仕事を続けることです。
日本の永住権を取っているので、この会社に長く勤めたいと思っています。